太る理由

またまた「エネルギーサイクル図」の登場です。
赤で囲った部分を見ると、反応の途中から、細胞外に脂肪酸が押し出されたり、入り込んでいるように「矢印」が双方向に付けられています。

細胞内にブドウ糖が取り込まれても、そのときATP(エネルギー)が余ってくると、脂肪酸という形に変化させて、脂肪細胞という形で「体内に保存」しておきます。
人間もそうですがいつも「飢え」の状況をくぐり抜けてきましたので、余分があるとき脂肪酸に置き換えて貯蔵しておき、食べるものがなくなったとき、脂肪酸を細胞内に戻してエネルギー生産をしたのです。

ところが最近になって「飢え」の状況になるどころか、「飽食」になってきたことで、脂肪細胞が増えてしまい「太る」ようになるのです。
この脂肪酸が体内で余ったら、他の何かの物質に変換して体外に排出する反応(酵素)がない・・・というのも、飽食の時代がなかったからでしょう。

運動してエネルギーを消費することは結構大変なことです。やはり「腹八分目」を心掛けたり、ときに「プチ断食」をした方がいいんでしょうね。



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