植物はすごい #3

「チッ素」は、植物は「アンモニア NH3」という形で吸収しているようです。
これを利用してアミノ酸を作るのです。アミノ酸は「NH3 - COOH」という基本構造をしていますから、どうしてもチッ素「N」が必要になります。

このアミノ酸が糸状に長く繋がったのが「タンパク質」になりますが、植物はタンパク質合成に必要なアミノ酸を全て自前で作り出しています。

人間は、タンパク質合成に必要な20種類ほどのアミノ酸のうち、8種類(必須アミノ酸)は外部から取り入れなければなりません。
自前で作れない(合成用の酵素がない)からです。

それでは「カリウム」はどうして必要か? これがしばらく解りませんでした。
人間は、身体の溶液の浸透圧を「ナトリウム」で調整しています・・・が、「カリウム」もそこに加わっています。
そう言われてみると、人工透析患者は「生野菜」を制限されますね。野菜は茹でてたべるようにと・・・これはカリウムの取り入れを制限しているからです。

植物は、このカリウムで浸透圧の調整をしているのでしょう。
しかし、植物にとってナトリウムは障害になります。ショボンとしている人を「青菜に塩」って言いますが、ここからの喩えなんでしょう。



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