腸の話(22)

免疫や腸内細菌の話はどんどん深みにはまっていくので、この辺で止めることにして、締めくくりに「牛の反芻胃」の話をします。

牛の反芻胃については、もう生物の時間に習ってきて、皆さんがご存じの通りです。
オモシロイのは第1胃での出来事で、ここだけで1000億個もの細菌や原生動物が住んでいます。
彼らが口から送られてきた「植物(セルロース・繊維質)」を分解してくれます。

同時に、それらの細菌類が増殖し、第4胃から小腸に入り、ここで「タンパク質」として利用されています。
そこで、牛は「菌食動物」だと呼ぶ人さえいます。

各々の生物毎にいろいろな「腸構造」を作り上げて、みんなが「今」を生きています。



コメント


認証コード2684

コメントは管理者の承認後に表示されます。