酵素ってなに?⑲

まとめ(1)

ここまで話してきた「酵素」について、いくつかの「おさらい」をしていきます。

酵素が見つかったのは19世紀の中頃のことです。
デンプンを分解してブドウ糖に変える働きをもった物質が見つかり、その物質を「ジアスターゼ(現在のアミラーゼ)」と名付けました。その後、動物の胃液が肉を溶かす作用をもっていることから、胃液に含まれる物質を「ペプシン」と名付けたのです。

ブドウ糖からアルコールを作るのには「酵母菌」が必要になります。この発酵には生きた酵母菌が必要とされ「微生物」が何かの働きをしていると考えていた。
ところが、その酵母菌をすり潰した液を使ってみたところ、その液でも発酵が起きることを発見したのです。要は「死んだ何か」でも発酵することが解ったのです。

実際のアルコール発酵には「12種類」の酵素が関わっていることが解っていますが、この酵素群を酵母菌が作り出しているのです。スゴイ!!



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