植物のエネルギー生成について考える・その3

植物の必須栄養素

9月18日に「リン酸」について話しました。
続いて「チッ素」について話します。
生物(植物・動物)になくてはならないものはタンパク質ですが、私達はこれも周りの何か(肉・大豆など)に頼っています。


しかし植物は、このタンパク質も自己生成しています。
その材料となるのがチッ素(N)です。
実際はチッ素が土の中の細菌によってアンモニア(NH3)に合成され、それを吸収しているようです。
これを使ってまずアミノ酸(NH2・・・・・COOH)を作ります。
そしてアミノ酸を糸ののように長く結合していって「タンパク質」を作り上げるのです。
このタンパク質を作り上げるのには20種類のアミノ酸が必要ですが、全部自己調達しています。


私達、人間は上記20種類のアミノ酸のうち、8種類は肉や大豆をいただき、それらを消化・吸収・分解して調達しなければならず、これも周りに助けられているのです。


次に「カリ」ですが、これは細胞の周りを囲む水分の浸透圧調整用として使われます。
動物は「カリ」に加えて「ナトリウム」も使われていますが、植物にとってナトリウムは大敵で、塩分が含まれている水(海水付近)では植物は育たないことからも分かります。


勿論、土や水に含まれている他のミネラル類も一緒に吸い上げて、植物自体でも何かに利用されていることと思われますが、それらの全てが私達、人間にとって必要な要素になっています。


植物(野菜)がいてくれるお陰で私達が生かされている訳です。感謝・感謝!!


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