「体温」について

体の中では「化学反応」によって、いろいろな作用が行われています。
その反応のステップ毎に反応を促進する触媒が存在していて、その触媒のことを「酵素」と呼んでいます。

この酵素を構成する元素が各々の反応に入り込むことはなく、ただ反応を素早く実行させるだけの役割を演じています。


理科の実験などでは、反応をさせるために、アルコールランプなどで素材を熱したりしますが・・・・
体の中は「36.5℃」でしかありません。

その低い温度で反応を素早く、複雑に実行することが出来るのは酵素のお陰です。


ところが、ここに弱点があります。
低い温度で実行するように仕組まれているため、温度が少しでも変化すると反応スピードが落ちてしまうのです。


例えば、風邪を引いて38.5℃になると、たった2℃変化しただけで反応スピードが落ちてしまいます。
そうすると当たり前のように作られるはずの「ATP」が必要量作られなくなり、筋肉を動かす作用が出来にくくなってきます。
「風邪を引いて体がだるい」ではなく、「体温が2℃上がったことで体がだるい」ということになります。


皆さんが意外と思うことは、43℃を超えると「反応がストップ(死)」するということでしょう。
これは「熱中症」を考えると納得出来ると思います。
気温が36℃くらいなのに、どうして熱中症で死んじゃうの・・・
それは脳の中の温度が43℃を超えてしまうからです。

そういうときは、「水枕」などを使って内部温度を冷やすといいんでしょうね。


体温が低い人も同じことが言えます。
ですから低体温の人は、風呂に長めに入って体を温めるとか、靴下を2枚はくとか、温める工夫が必要になります。

「いきいき水素」を飲んで、基礎体温が上がったと喜ばれています。


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